雑魚トレーダーの6畳間トレーディング(・з・)

ブラック企業に勤めるFP技能士の底辺サラリーマンが「お金」にまつわる色々な話や戯言を綴ります

読書メモ 竹内 靖雄『日本人の行動文法(ソシオグラマー)』その4

国民が政治家に求めることは

地元や利益集団に利益をもたらす「働き」と

「清潔であること」である

両者は相反するものであるので

地元や利益集団のために

カネを手にすることは大目に見られ

個人的に「私腹を肥やす」行為だけが非難の的となる

 

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日本型の「政・官・財」の関係は

三者間の「利益交換」の関係になっている

つまり政治が持っている権力によって

他をコントロールするという関係は成り立っていない

①政は財からの依頼により官に働きかける以外にも

 財に対して仲介、情報の提供などのサービスを与えることで

 政治献金などの名目でカネを受け取る

 ②官は政に対して法案づくり、国会答弁の指導

 情報の提供などを行う

 また政からのロビー活動を受けて便宜をはかることもある

③財は官から保護、規制、行政指導などのサービスを受け

 時には業界の利害調整を行ってもらう

 これに対し財は官に対し天下り先を用意する

この「政・官・財」のトライアングルの中で

政治家がロビイストを担っている以上

政財間の贈収賄は逃れることはできない

これらはいずれも構造上の「欠陥」であり

政治家個人の腐敗や品性によるものではないのである

 

日本人は神仏などの絶対的なものにすがって生きることはしない

そかしその代わりに身のまわりのいろいろなものに依存して生きている

①家族

②学校

③会社及び官庁

④宗教団体

⑤友人関係、同級生などのネットワーク

⑥市場

⑦国家あるいは「お上」

 

ユダヤ人は国を失って離散しても

ユダヤ人であることをやめなかった

しかし日本人はユダヤ人とは対照的に

日本人同士の様々なネットワークの中でしか

日本人として存在することができない

つまり日本人のコミュニティがなければ何者でもなくなり

その人が所属する社会の人々と同化してしまうであろう

自己利益を追求する個人という存在は

あまりに抽象的であるが故に

その存在のみでは日本人であるというアイデンティティは維持できないのである

 

<完>

 

 

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読書メモ 竹内 靖雄『日本人の行動文法(ソシオグラマー)』その3

官僚には強烈な「自負」に基づいた

絶対に口には出さない本音がある

①自分たち以外の国民は皆バカであり

 何もわかっていない

②国民は放置しておくと私益のみを追求し

 碌なことをしない

 したがって国民を取り締まり善導するのが

 自分たちの任務である

③国家とは何か?自分たちが国家である

④民主主義とは常に「衆愚政治」である

⑤大臣は有能である必要はなく

 自分たちの言う通りに動いてくれればよく

 素人でいい

⑥自分たちの人事には例え大臣、政治家であっても口出しはさせない

⑦自分たちの意思は法である

 

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日本の官僚が「強い」理由は「実質的な立法者」だからである

 

日本型資本主義は「明確なルールの下での自由な競争」ではなく

政府(=レフェリー)によって管理され指導されることを

大きな特徴とする

よく海外から指摘される閉鎖的な制度や慣行は

このことに起因している

また官僚によって行われる管理も

「ルールで禁止されていないことは何をしても自由」といったものではなく

官僚が「ここではこれをするのが適当である」と認めたことしかさせない

文字通り「管理されたゲーム」に他ならない

 

政治家は選挙の際に自身の抱負を情緒的に述べることで

有権者に感情的に訴えるだけである

具体的な政策についてほとんど言及しない

国会議員には実質的な立法能力はなく

国会の仕事は内閣を通じて提出された

実際には各省庁で作成された法案を

与党議員の賛成多数で成立させるだけなのである

このプロセスでは民意を反映することは難しい

一方、法律をつくる官僚たちは選挙で選ばれたわけではない

民意を反映するのではなく

自分たちの省庁の利益を何よりも追及するものであり

国民の利益とは直接の関係を持っていない

 

<つづく>

 

 

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読書メモ 竹内 靖雄『日本人の行動文法(ソシオグラマー)』その2

集団内では自分たちが所属する集団の利益になることが

「正しい」とされる

成員である個人は集団の目的、価値観、ルールなどを

「与えれらたもの」として受け取る以外に選択肢はない

そのため表向きはそれを支持する態度を取る

これがタテマである

集団の中で個人が自分自身の利益を追求する場合

その動機をタテマエで隠して行動しなければならない

これがホンエと呼ばれる

 

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特定のイデオロギーや理念で集まっている集団は

その根底に「排除と分裂の理論」が隠れている

少しでも間あげ方に相違が発生すると

それが原因となって内部分裂を引き起こす

このような排除と分裂の理論を有している以上

集団は際限なく分裂し

最終的には独立して行動する個人に戻るしかなくなってしまう

 

日本企業は以下のような日本的経営によって動かされている

①従業員個人は会社という船の乗組員となる 

 そして船の利益は乗組員たちに分配される

②大きな利益をあげた船は拡張され大きくなることで乗組員の数は増え

 さらに益々大きな利益を手にすることになる

 そこでは大きくなることが強さの証であり

 強さの条件でもある

③このように船が大きくなればなるほど船の安定度は増し

 沈没の危険度も減り乗組員たちは安心して

 自分の人生を預けることが可能となる

④基本的に乗組員は船側から船を降りるよう命じられることはない

 船の都合による場合は「母船」から「子船」に移るように配慮してくれる

⑤船の乗組員は原則的に「平等に」扱われる

 ただし「年功序列」制度によって

 給料と地位に差がつけられている

 この年功序列制度は勤続年数によって

 全員が必ず出世の階段を上ることができるため

 平等の原則にも適っている

 固定した階級制度や能力主義

 乗組員たちの間で嫉妬や反目、士気の低下を招く恐れがある

 船の中では「和」を保つことが何よりも重要なのである

⑥乗組員たちの「組合」も存在するが

 組合が大暴れすることはない

 なぜならそれは自分たちが乗っている船が

 転覆・沈没してしまう危険性につながるからである

⑦日本は高い法人税が課せられているため

 税金を課せられる前にできるだけ利益を自分たちで分配し

 自分たちの「福祉」のために使う

⑧船主は船の利益の一部を「配当」として要求する

 しかしその利益は自分たちが稼いだものであり

 局外者である船主に利益を渡してしまうよりは

 自分たちで分配するか船の拡張のために使いたいというのが

 乗組員たちの総意である

⑨上記のことから船同士でお互いの船主になるという方法が考案される

 この方法であれば利益をお互いの都合にいいように

 船の拡張や強化に使用することができる

 船同士はこうして結びつきを強化し

 「船団(企業グループ)」をつくりあげる

⑩自らの船体を大きくしさらに他の船と結びつくことで船団となった船は

 極めて安定した生活を乗組員に保証する

 個人にとってはこの大きな船の乗組員になることが人生の目標となる

 個人の生活の大半は船での仕事に捧げられる

 このような生活が「会社中心主義」でありまた「会社人間」の生活である

 

<つづく>

 

 

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読書メモ 竹内 靖雄『日本人の行動文法(ソシオグラマー)』その1

われわれ日本人の言う「自分本位」とは

まわりの状況を見る際に

自分をすべての事物の中心にして見ることを指す

自らが解釈し受け取ったものが自分の世界になるのである

 

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しかし人間の満足や幸福を決めるものは

自らの応対だけでなく

自分の状態と他社の状態との関係性も重要な要素となる

たとえ自分自身の状態が相変わらずだったとしても

他者の状態がよくなったと思われる場合には

本人はより不幸を感じてしまう

そして本人から見れば他人がより幸福になることは

不当なものと映り嫉妬してしまうのである

 

雇用関係などで被雇用者の立場にいる人々は

自分たちが弱者の立場にいるという理由で

強い立場に立つ人々の思いやりや援助を無条件で期待し

万が一、しれが拒絶されると自分たちが不当な扱いを受けたと感じ怒る

これはノブレス・オブリージュの強要でもあるのだ

ここには「権利意識化した弱者の甘え」が存在する

このような「甘え」も実は自分本位な思い込みから生まれている

他人に対して利他主義や慈悲の心を要求するのは

はなはだ虫のいいソシオグラマーだが

それは相手次第なのである

 

日本人個人にとって世間とは

自分自身への評価を気にしなければならない範囲の中にいる人々のことである

その世間を最大化したものが「世の中」であり

そこには自分の生活を取り巻く政治や経済

国際情勢までも含まれている

 

個人の世間に対する謝罪方法には

以下の3タイプがある

①自分が悪いわけではないが一応は謝ることだけはした方がいい

 (またはしなければならない)場合は「遺憾の意」を表明する

 これ自体は自らの責任や非があったことを認めたことにはならない

 ただ是認できない事態として認識しており

 この認識を世間と共有しているという共通意識を訴えているのである

②言葉を尽くして弁明し、そして謝罪する

 弁明をしている以上、本人の反省や罪の意識は不十分と受け取られ

 中途半端な態度と見なされ

 場合によっては世間の非難を落ち着かせることはできない

③全面的に悪いと認め、自分にすべての責任があることを認めて

 一切の弁明を行わず責任者としての地位を自ら退く

 これは最大限の謝罪であり

 最終的に世間の攻撃・避難から免れる方法でもある

 

<つづく>

 

 

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読書メモ チャールス・エリス『敗者のゲーム』その6

運用はそれ自身の理由の基づいて行われるべきであり

引退したからとか60歳を迎えたからといった自身の都合で

運用方針を変更すべきではない

資金がある限り自分が決めた投資方針を守るべきだ

 

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健全な運用計画に際し以下の3つの問いに

合理的かつ精神的に不安を抱かない回答を用意する必要がある

①この計画はインフレを含めた上で

 引退後に適切な生活水準を維持できるものか?

②医療費などの不意な支出など老齢期のものに充分な備えはあるか?

③遺産として用意する金額は充分に見合っているか?

 

アクティブ運用に勝つ唯一の方法は

他の投資家のミスに誰よりも早く乗じることだ

投資とは「敗者のゲーム」なのだ

 

個人投資家はプロの機関投資家に勝つ必要はない

マーケットに勝たなくても最適の長期投資を行うことで

成功することは可能なのである

マーケットに勝つことばかりに気を取られていては

本来の目的を見失ってしまうことになる

 

投資の本来の目的とは

市場平均を超えるリターンをあげることではない

投資家としての基本的責任を受け入れ

現実的な運用目的を達成しようとする者にとって

最適な投資を実践することなのである

 

<完>

 

 

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